【妊娠後期】(妊娠31週~)

第78話「号泣!出産ドキュメントDVD@両親学級10」

この物語は
高齢出産を控える妊婦の様子について夫が記した事実であり、
主人公の主観的要素は多分に含まれておりますが、
フィクションではありません。



マルコー妊夫「第78話 号泣!出産ドキュメントDVD@両親学級10」


出産経緯を追った出産までのドキュメント映像が始まり、
VTRに合わせて助産師がコメントを付していく。


助「いまこれが、第一期。子宮口が全部開いていない状況です。
  ご主人に腰をマッサージしてもらっているところですね。」


まだダンナの話にも耳を傾けてる様子。
笑ってる場面もあるし。


助「子宮口が全部開いたので、分娩台に移りました。
  まだ、いきんだりするほどでは、ないのかな。」


もうこの段階で、
奥様、げっそりで余裕なしの顔してるんですけど。。


助「いきんでるところなんですね。子宮の収縮にあわせて。」


うわ、すっげー辛そう、奥様。
一方、ダンナはうちわで扇いでいるだけ。
ダンナができることなんてこんなもんか。。。

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助「分娩台では、こんなふうに、
  ダンナさんには頭のほうに立ってもらいますので。
  いま、リラックスしているところですね。」


リラックスの時間も短くなってきた。


助「また、いきんでるところです。
  身体を丸くしたほうが、赤ちゃんが出て来やすいんですね。
  グッといきんでー。
  陣痛がなくなったら休憩時間です。」


そして、これを何度か繰り返し、
いよいよ生まれる瞬間がやってくる。


DVD「奥様「ふ~ふ~ふ~ふ~」
    助 「もう出てくるよ、ほら見ててね・・・ほら~」
   周り「わぁ~」「キャー」「パチパチパチパチ」」


赤ちゃんが取り上げられ、夫婦二人とご対面。

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DVD「赤ちゃん「ふんぎゃ~」
   助「はい、おめでとう~!!」」


赤ちゃんのへその緒が切られ、
奥様の胸の上に赤ちゃんがやってくる。
ダンナも奥様も和やかな笑顔でいっぱいだ。

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助「ここからはダンナさんの出番です。
  ビデオまわしても写真とってもいいです。
  これは、赤ちゃんが飲み込んだ羊水を
  取っているところですね。
  そして、体重を量って、身長も測ります。
  落ち着いたら、分娩室で、
  このように母乳を上げることもできます。」


最後は幸せそうな三人の映像で終了する。


ぐすん、ぐすん。


周りを見渡すと、
会場のあちらこちらで涙している奥様たち。号泣する人まで。

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って、隣の妻を見ると・・・妻もじゃん。


こうして両親学級のプログラムは全て終了し、
最後に感想を発表する。


どの夫婦もダンナのほうが立ち上がり、
「DVDを見て立会いしようと思いました」、
「これからちゃんと妻のサポートをします」
という感想が圧倒的だった。



帰り際


俺「DVD終わったとき、ママたちはみんな泣いてたね。
  パパたちはポカ~んとしてたようだけど。」


妻「そりゃ、私たちは、
  おなかの赤ちゃんが動いてるの日々感じてるからね。」


俺「そっか、そうだよな。やっと会えたね、っていう感じなのかな。
  そりゃ、パパたちに実感がないのは当然か。」


俺のお腹に赤ちゃんがいるわけではない。
だから、妻のように感じることができるはずもない。
妊娠をしてからのこの数ヶ月の
妻たちのテンションの高まりと俺らのテンションの違いが
DVD放映後にああいう形で明らかになったのは
仕方のないことだ。


でもこの両親学級で明らかに変化があったのは、
むしろ夫である男たちの意識だろう。


頑張ろうぜ、プレパパたち。
俺たちにできる最大限のことをして、
一緒にジュニアを迎えよう。



マルコー妊夫「第79話 食欲減退9ヶ月と死神」へつづく。

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第77話「夫立会い分娩の留意点@両親学級9」

この物語は
高齢出産を控える妊婦の様子について夫が記した事実であり、
主人公の主観的要素は多分に含まれておりますが、
フィクションではありません。



マルコー妊夫「第77話 夫立会い分娩の留意点@両親学級9」


助「赤ちゃんが出てくる瞬間もお母さんを応援したいという
  夫立会い分娩を希望される場合の留意事項を
  これから説明します。」


おっ、きたきたきた。

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助「まず、立会い分娩は、ご主人のみとさせていただきます。
  そして、あくまで出産する産婦の支援を
  目的としておりますので、
  赤ちゃんが出てくるその瞬間をビデオに納めたいから
  という目的では、中へは入れません。
  また、生まれたあとの赤ちゃんを撮っていただいたり、
  その間でビデオを回していただくのはかまいませんが、
  赤ちゃんが出てくる瞬間のビデオ撮影は、
  この病院ではご遠慮いただいております。」


な、なに~なんで~・・。
いや、まぁ産婦の支援は当然するけどさ。
生まれた瞬間のビデオが撮れないなんて。。


助「35週までに担当医より、夫立会い分娩の許可が必要です。
  許可書があったからといって立ち会う必要はありませんが、
  あとから立ち会いたいといっても許可書がないと
  立ち会うことはできませんので
  現時点で迷っている方は許可書だけでも
  もらっておいてください。」


うわ、随分前から許可書もいるんだね。


助「分娩室では産婦の頭側の位置にお立ちください。
  赤ちゃんの出てくる瞬間に
  お母さんのお下のほうを見ることはできません。
  あくまで頭側からお母さんを応援していただくことになります。」


なんと。。
ビデオ撮影はもとより、
生まれる瞬間を見ることもできないのか。


助「分娩室には分娩台が2台ありますが、
  その間はカーテンで仕切られています。
  片方の分娩台の方が立会い希望でない場合、
  姿が見えないにしても隣から男性の声が聞こえたり、
  自分の声が聞かれたりするのを嫌がる方が
  いらっしゃいます。その場合は、
  担当医の許可書があったとしても、
  立会いをご遠慮いただくことがあります。」


マジで!?
隣の人の許可までいるの??
それでダメって言われたら、俺の立合い終了ですか。。。


助「立会い中、あとから赤ちゃんの具合が悪くなったり、
  たくさんの医師や器機を入れることに
  切り替わってしまうこともあります。
  お産の進行上、やむをえない場合は、
  ご主人に退出していただく場合があります。」


まぁ、それは仕方ないけどね。


助「赤ちゃんのへその緒を切るなど
  医療行為にあたるものは行うことができません。」


あ~、自宅出産や産院等だと
へその緒を切らせてくれるところもあるみたいだけど、
ここは無理か。


助「当院は大学病院ということで、
  医師、看護師、助産師を目指して勉強している学生が
  お産のときに立ち会う場合もありますので
  ご了承お願いします。」


うぅ、学生は立ち会えるのに、
夫は立ち会えない場合もあるってのは
なんだか不公平な気も。。医療行為は聖域ってわけ?!


助「最後に、立会い分娩は、
  ご両親でお子様の誕生の瞬間を迎えるのに
  すばらしい体験が出来ると考えますが、
  一方で、産後の夫婦生活に
  支障が出るケースもあるとの報告があります。
  ご希望される全夫婦にとって
  一概に良いことだとは言い切れませんので、
  ご夫婦ご相談の上、お申し込みください。」


そこで妻が耳元で言う。


妻「支障が出る、ってどういう意味?」


俺「出産があまりにリアルで衝撃的で、
  その後、妻を性的対象としてみることが出来なくなって
  勃たなくなっちゃう男もいる、って聞いたことあるよ。
  そもそも血が苦手な男も多いし。」


妻「へぇ~」


それにしても
あまりに立会いに制約が多くて驚いた。というかショックだ。


大学病院だから仕方がないところもあるし、
ウチは高齢出産だから緊急対応が可能な病院を
選ぶしかなかったけど、もし、若くして産むんであれば、
夫だけでなく家族みんなで立ち会って、
赤ちゃんが出てくる瞬間や、へその緒を切ったりする体験が
出来たほうがいいかもしれないな。


助「それでは、最後に
  出産までのドキュメントDVDを放映します。」



マルコー妊夫「第78話 号泣!出産ドキュメントDVD@両親学級10」へつづく。

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第76話「プレパパの妊婦バーチャル体験@両親学級8」

助「では、休憩に入ります。」


その瞬間、ホワイトボード前にいる助産師さんのところへ急ぐ。


俺「妊婦ジャケットやりたいです。」


助「はい、どうぞ。一番乗りですね。」


そして、俺は、このあと、妊婦の過酷さを痛感することになるのだ。



マルコー妊夫「第76話 プレパパの妊婦バーチャル体験@両親学級8」


ジャケットは、
大きな胸が2つ、前に張り出た大きなお腹がついている。


助「まず、コルセットしますね。はい。
  ジャケットですが、ここから手を通してください。
  後ろ止めまーす。どうですか?」


重っ。。
なんだこれ、大リーガー養成ギブス?
重力修行?界王拳何倍??


助「だいたい臨月のときのお腹とおっぱいの重さを想定してます。
  それで横になったり、
  下にあるもの取ってみたりしてください。」


あ、いや、横になるっつーても。


俺「よいしょっと。
  って、あぁやっぱ「よいしょ」とか言っちゃうね。」


妻「でしょ?」


横になるのも一苦労だが、


俺「うわ、苦しい苦しい、無理無理」
 
仰向けになってみると
お腹の重さが内臓を圧迫し、10秒も持たない。
これじゃぁ横向きでしか眠れないわけだ。

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起き上がる。これまた時間がかかる。


助「その状態で靴下を直すしぐさをしてください。」


え、だって足元見えないんだけど。


お腹が邪魔をして下に手を伸ばすのも一苦労。
おっぱいの重さも手伝って、両肩重いし。


助「妊婦さんは日常生活でさえタイヘンなので、
  旦那さんがいろいろと手助けしてあげてくださいね。」


俺「そうですね。」


そういいながら妻の顔を見ると
ニヤニヤと笑っている。なになにその不敵な笑みは。。


様子見だった他のダンナたちも
俺がやっているのを見ていて興味を持ったのか、
はたまた妻にやってみなさいよ、と強請されたのか、
そのあとから長蛇の列。


休憩時間中に体験できなかったダンナも出て、
両親学級終了後も、ってことになるほどの大盛況となった。


休憩時間が終わり、
次は夫立会い分娩についてである。


しかし、期待していたその内容を聞いて
立ち会う気マンマンな俺の出鼻がくじかれそうになる。



マルコー妊夫「第77話 夫立会い分娩の留意点@両親学級9」へつづく。

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第75話「親指とボールが妻を救う?@両親学級7」

この物語は
高齢出産を控える妊婦の様子について夫が記した事実であり、
主人公の主観的要素は多分に含まれておりますが、
フィクションではありません。

マルコー妊夫「第75話 親指とボールが妻を救う?@両親学級7」

助産師さんの話は続く。

助「赤ちゃんが下がってきているんだけれども、
  子宮の入り口がまだ開ききってないときですが、
  どうしてもいきみたくなってくるんですよ。お通じと一緒で。
  そのときにいきんでしまうと
  子宮の入り口が傷ついてしまいますので
  いきみを逃してくださいって言うときがあるんですね。」

いきみを逃す??

助「どうやって逃したらいいかっていうと
  そういうときは軽くいきんじゃったほうが
  かえっていいことがあるので
  フ~、ウン、フ~、ウンって軽くいきむような形ですね。
  逆に、いきんでいいですよ、というときは、
  息を大きく吸って、とめて、おなかのほうを見て
  押し出すような感じ。
  結構皆さんお顔に力が入ってしまう方が多いので、
  顔は目を開くことに集中してもらって
  おなかのほうをみるようにしてください。」

うわ、大がしたいのに軽くいきんだら、漏れちゃわねぇのか?

助「そこで、テニスボールとかゴルフボールを
  もってくる方もいるんですね。」

ぼ、ボール?こんなときにスポーツ!??

助「何に使うのかと言うと
  赤ちゃんの頭がおりてくるのをおさえる、
  いきみたいのにいきめないときに押さえるために使います。
  ご主人に押さえてもらう場合もあるんですけど、
  テニスボールで押さえてご主人にはマッサージしてもらうと
  いいかもしれません。
  ただ、それがラクですという人とそうでもない人がいるので
  それはそのときにならないとわかりませんが、
  持って来るだけ持ってきたほうがいいかもしれませんね。」

へぇ~、つまり大がしたいのに我慢するとき、
肛門を直接押さえちゃうってことか。
確かに漏れそうなときそうすると少し楽かも。
って、大とはスケールが違いすぎるか。。

助「それと、結構男性の力って貴重で、
  陣痛の痛いときにマッサージも
  男性の強い力で押されると気持ちいいみたいなんですね。
  ですからご主人も親指など鍛えておいて、
  いざというときには活躍していただくといいと思います。」

親指を鍛えろってか。
明日から、親指だけで腕立てか??
案外、サポートもハードだな。

助「はい、ここまでがお産の経過で
  みなさんに覚えておいてほしいことでした。
  子宮の入り口が10センチ開くまでが第1期で、
  そこまでが、初めてのお産だと長く時間がかかるということと、
  その子宮の入り口が全部開くまでは
  いきめないのでリラックスするということですね。
  リラックスすると同時におなかが痛いときは
  息をとめないで吐く。深呼吸でもいいですし、
  自分でリズムをつけてしっかり吐く練習をしてください。」

呼吸法とリラックス法、そして俺の親指とボールだな。

助「ここからは休憩に入ります。
  こちらに、妊婦ジャケットというのをご準備いたしました。
  これはご主人に、今、お母さんがお腹が大きくなって
  どのくらいの負担がかかっているのかということを
  体験していただくジャケットですので、
  休憩時間にぜひ体験してみてください。」

俺「え、そんなのあるの?やりたい」

妻「やってみたら?」

助「では、休憩に入ります。」

その瞬間、ホワイトボード前にいる助産師さんのところへ急ぐ。

俺「妊婦ジャケットやりたいです。」

助「はい、どうぞ。一番乗りですね。」

そして、俺は、このあと、
妊婦の過酷さを痛感することになるのだ。

マルコー妊夫「第76話 プレパパの妊婦バーチャル体験@両親学級8」へつづく。

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第74話「ヒッヒッフーの本質@両親学級6」

助「ご主人はお母さんがリラックスできるタイミングで
  今言っていた腰のマッサージを行ったり、
  肩のマッサージを行ったり、
  背中をさすったりしましょう。
  はい、では、始めていきます。」



マルコー妊夫「第74話 ヒッヒッフーの本質@両親学級6」



え、え、なになに、どうすんの??


助「陣痛がだんだん来はじめました。痛くなってきました。
  まず、息を吐くことから始めます。
  今肺の中にある空気を全部吐き出すつもりで、
  なが~く息を吐いてください。ふぅ~~~~。
  全部吐いたら鼻から息を吸います、はい、吸って。
  もう一回吐きます、ふぅ~~。
  ご主人はそれに合わせてマッサージを。」


え、あ、はい、はい、マッサージね。
ほれ、ほれ、ほれ、ほれ~

Photo_5











助「吸って~、吐いて~。
  陣痛が収まってきたなと思ったら
  肩の力を抜いてフツウの呼吸にもどしましょう。」


ふ~


って、俺まで同じ呼吸法になってどうすんだ。


助「今のはちょっと短めだったんですけれど、
  実際も陣痛が強くなってきて
  子宮の入り口が8センチ、9センチの一番つらい時期になると
  痛い時間が長い人だと1分近くは痛いのが続くんですね」


ひえ~


助「その痛い間はずっと
  この深呼吸を繰り返すようにしていきます。
  ただ陣痛というのは必ず休む時間がありますので、
  休む時間になったら肩の力を抜いて
  リラックスしてフツウの呼吸にもどします。」


そっか、その休み時間に何が俺にできるか、か。
アロマか?音楽か?マッサージか?一発芸か??


助「子宮の入り口が10センチになるまでは、
  ずっとこれを繰り返していくんですけど、
  子宮の入り口が10センチ開いたら、
  今度は赤ちゃんを押し出すために
  いきんでもらわないといけないんですね。
  いきむときもただ力を入れるだけでは効果的ではないので、
  いきむ前には必ず深呼吸をして、だいたい息を一回はいて、
  それから大きく吸って止めてグッて、
  大きいお通じをするときみたいに
  ぐっといきんでいただきます。」


トイレで大をするイメージか。それなら分かる。
大をしたくてもトイレが長蛇の列だったときといったら
この世の地獄だからな。


助「いきみ続けていると苦しくなってくるので
  また一回息を吐いて吸って呼吸してから
  もう一回いきんでいきます。で3回くらいですかね、
  いきんでもらって陣痛がおさまってきたら、
  またリラックスをしてもう一回深呼吸をしてから
  次の陣痛が来るまではちょっとお休みをします。
  で3~4分後とかに陣痛がきたら深呼吸を始めて、
  って繰り返しているうちにだんだん赤ちゃんが下に降りてくる
  という仕組みになっています。」


なるほど~


助「一応そのときの呼吸の仕方としては
  息を吐くことに集中するって事なんですね。」


吐くこと?吸うんじゃなくて??


助「人間は吐くと必ず吸うので、
  例えば指を前においてはくことだけに集中して
  ふ~としてみてください。そうすると吐く前に、
  ほら、必ず吸いますよね。
  痛くてどうしても呼吸ができないときは、
  ふう~とやってください。
  本とかでよくあるのがヒッヒッフ~ってやつなんですけど、
  あれは結局全部息を吐いているんですよ。
  それは一例なので、いろいろ呼吸法はありますが、
  呼吸を忘れないというのを覚えておいてください。」


ヒッヒッフ~ってそういうことだったのか。


呼吸を忘れない。
俺もトイレで大をするときはやってみよう。
息を止めずに、ヒッヒッフ~~~



マルコー妊夫「第75話 親指とボールが妻を救う?@両親学級7」へつづく。

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第73話「陣痛を緩和する方法@両親学級5」

助「・・・ただそのまま苦しいのをう~んと我慢しているよりは、
  産痛緩和法といってその陣痛の痛みを
  すこしでもやわらかくするための方法が
  いくつかあるんですね。その方法を説明していきます。」



マルコー妊夫「第73話 陣痛を緩和する方法@両親学級5」



助「まず、腹式呼吸をします。
  人間ってどこでもそうなんですが、どこか痛いところがあると
  つい息を止めてしまうんですが、
  赤ちゃんがおなかにいる状態で息を止めてしまうと、
  赤ちゃんに酸素がいかなくなってしまうんですね。


  あと息を止めることで身体もこわばってしまうので、
  腹式呼吸をして、おなかが痛いんだけれども
  しっかり深呼吸をするようにして
  その陣痛の時間を乗り切っていきます。」


おいおい、簡単に言うけど
普通、息止めちゃうところ、腹式呼吸?!
それができたら苦労せんだろうよ。


助「また、リラックスすることが何よりも大事です。
  リラックスするために好きな音楽を聴く、
  血行をよくするために身体をあっためる、
  マッサージ・・・指圧ですね。
  握りこぶしを作り腰や背中を押す、
  あとアロマセラピーなどいくつか方法があります。」


ふ~ん、
リラックスできるなら、なんでもいいんだな。
でも、そんな緊急事態にリラックスできるヒトなんて
どんだけマイペースなんだよ。


あ、マイペースといったら、うちの妻じゃん。


だったら、妻ならできるのかな?


助「では、どんなマッサージが気持ちいいか
  っていうことなんですが、
  腎愈(じんゆ)って言ってですね、
  骨盤の上側を結ぶ線と、背骨が交わった骨から、
  さらに2個上にある腰椎より約3センチ外側にあるツボ
  ・・・なんですが、この辺ですね、簡単に言うと。」


え、え、どの辺?
ぜんぜん、簡単じゃないって。えっ、どこどこ??


助「この辺を陣痛が来たときにぐ~っと押すと
  結構楽になるそうなんですね。
  奥さんが前に、旦那さんが後ろになってもらって
  ちょっとやってみてください。」


みんな動き始めて、
「あ、きもち~」なんていう声も次々と上がる。
さっそく腎愈(じんゆ)とやらを上手く押しているみたいだ。


でも俺はというと、

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妻「・・・・・」


ってちょっと待って。
俺、できてないみたいなんだけど。。


助「あと肩もみ両肩から両腕をやさしくなで下げる、
  呼吸法に合わせて腰・太ももをマッサージする
  背中・腰・臀部など、痛むところをやさしくなでる、
  などがあります。」


あ、それなら俺でもできるぞ。

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妻「うんうん、気持ちいいね~」


ふぅ~ひとまず安心。


助「ここで陣痛が来たと想定して
  呼吸法をしながらご主人にマッサージしてもらいましょう。


  陣痛が来たときにお母さんは息をとめずに、
  ゆっくりはいてください、ってフ~ってはいていただいて、
  大きく鼻から吸っていただいて・・・それに合わせてというか、
  ご主人はお母さんがリラックスできるタイミングで
  今言っていた腰のマッサージを行ったり、
  肩のマッサージを行ったり、背中をさすったりしましょう。
  はい、では、始めていきます。」



マルコー妊夫「第74話 ヒッヒッフーの本質@両親学級6」へつづく。

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第72話「出産と胎盤掻き出し@両親学級4」

助「分娩第2期って何?それは、・・・


 

マルコー妊夫「第72話 出産と胎盤掻き出し@両親学級4」


 

助「『子宮口全開から赤ちゃん誕生まで』のことです。
  赤ちゃんは子宮が全開になるまで、
  最初は横向きに入っているんですが、
  ぐるぐるぐるぐる回って向きを変えます。
  で、頭からゆっくり出てくるんですけど
  また向きを変えて、最後は横向きで出てくるんですね。
  子宮が全部開いて、赤ちゃんが出てくるまで
  『初産婦2~3時間』くらいかかると言われています。」


 

さ、さらに3時間!?


 

10pp


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

助「子宮が開いて、赤ちゃんがグッと出てくるために
  お母さんがいきんでもらわないといけないんですね。
  テレビなんかでよく「はい、いきんで」というのがありますが、
  あれは子宮が全部開いたここから始まります。」


 

あの出産シーンに至るまでに、13時間かかるってわけか。
だとすると、ありゃかなり端折ったハイライトなんだな。

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助「赤ちゃんは子宮を出ても
  このあと産道を通らないといけないんですね。
  お母さんがいきまないと
  赤ちゃんの力だけでは出てこれないので
  お母さんがちゃんといきまないといけないんです。」


 

赤ちゃんとママの息の合った協働作業で
初めて成し得るものか。
って、その間、俺は何をしていればいいのだ??応援か?!


 

助「では分娩第3期ですが、赤ちゃんが生まれた後に、
  赤ちゃんとお母さんをつないでいた胎盤を
  出さないといけません。
  この胎盤が出るまでを分娩第3期といいます。
  この辺に赤ちゃんがいて、ここにへその緒があるんですが、
  赤ちゃんが出た後、へその緒を切って胎盤を出します。」


 

胎盤って掻き出すの!?
そういえば、へその緒を切ったお母さん側は
どうなるんだろうって思ってたけど、
胎盤ごと外に出しちゃうわけか。


 

ま、まさか、
この胎盤を出すまでの時間も数時間かかるのか??


 

助「胎盤を出すまでは5分から10分くらいですね。
  そこで、胎盤って何?ということなんですが、
  赤ちゃんにとってお母さんから栄養をもらうための
  大切な器官です。
  赤ちゃんは胎盤・臍帯をとおして酸素や栄養素をもらい、
  老廃物を排出しています。
  この分娩第3期が終わってお産の終了となります。」


 

そこは短いのね。


 

まぁそれにしても、
第1期から第3期までの時間の長さを考えると、
どこの時間が短いと安産なんだ?第2期なのかな。
だとすれば、どの安産も男の俺からすれば難産に違いない。


 

助「さて、産痛緩和法ってどんな方法があるの?
  っていうことなんですが、
  赤ちゃんが出てくるまでには結構長い時間があります。
  10何時間も陣痛がくるとおなかは痛くなるし
  腰はいたくなるしということで、結構苦しいんですが・・・
  ただそのまま苦しいのをう~んと我慢しているよりは、
  産痛緩和法といってその陣痛の痛みを
  すこしでもやわらかくするための方法が
  いくつかあるんですね。その方法を説明していきます。」


 
 

マルコー妊夫「第73話 陣痛を緩和する方法@両親学級5」へつづく。

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第71話「陣痛?破水?おしるし?@両親学級3」

助「はい、それでは、準備できましたので始めます」


「お産のはじまり」と称したパワーポイントが始まった。



マルコー妊夫「第71話 陣痛?破水?おしるし?@両親学級3」



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助「陣痛って?というところから始めていきたいと思います。
  陣痛は、『10分以内で規則的に繰り返される子宮の収縮』
  のことです。
  おなかが張るということを前回みなさん勉強しましたが、
  陣痛はおなかが張るだけじゃなくて、
  おなかが張って痛い、ってことですね。
  そして、痛いのと痛くないのが繰り返され、
  だんだんとその間隔が短くなってきます。」


規則的に間隔が短くなっていくのか。
人間の身体って不思議だなぁ。


助「では、破水とは何か。
  『赤ちゃんを包んでいる薄い膜(卵膜)の袋が破れて 
  羊水が流れ出ること』です。
  通常は、子宮の収縮で陣痛が起こって
  そのタイミングでこの膜が破れるんですね。
  しかし、原因はわからないですが、
  先に卵膜が破れる場合があります。
  おしっこがしたいわけでもないし、したわけでもないのに
  ナプキンが濡れているとか、トイレに行って
  パチンって音がしてそのあとドンドンお水みたいなものが
  出てくるとかそういうことが破水だと思ってください。」


妻が耳元で「えぇ~パチンって音するの!??」とささやき、
ヒドク驚いている様子。


助「37週以降に破水があれば特に問題はないのですが、
  まだ陣痛もきてほしくないし、
  もちろん破水もしてほしくない37週前に
  破水が起きたときは、急いで病院にお越しいただかないと
  いけないことになります。」


なるほど。気をつけなければ。


助「おしるし、とは何か?
  『少量の血液が混じった粘液状のおりもの』です。
  それでは、おなかのなかでお母さんと赤ちゃんは
  どのようにつながっているかを
  説明していきたいと思います。この図、わかるでしょうか。」


おなかの中の図に基づいて胎盤、
へその緒などについての説明を受ける。
まるで中学生のときの保健体育の授業のようだ。


Photo_2












助「続いて「分娩の経過」についてです。
  分娩第1期って何?それは、
  『規則的な陣痛開始から子宮口全開まで』です。
  いまみなさんの子宮の入り口は
  このように閉じているんですね。
  陣痛が10分間隔、7分間隔、5分間隔と短くなっていき、 
  こうして子宮口が開いていきます。
  赤ちゃんは頭が一番大きいですけれども 
  赤ちゃんの頭が出る大きさは
  子宮の入り口が10センチ開かないといけないんです。
  この子宮の入り口が10センチ開いた状態を
  『子宮口全開』といいます。
  だいたい規則的な陣痛が始まってから、
  子宮口全開まで平均ですが
  『初産婦10時間~14時間』かかると言われています。
  破水しても同じですが、破水しただけでは
  子宮の入り口は開いたとはいいませんね。」


な、なんと10時間以上!?
つまり、第一段階の時点で、
60回以上の陣痛に耐えなければいけないことになる。
うひゃ~考えただけで、あ、おなかが痛くなってきた。。


助「分娩第2期って何?それは、・・・」



マルコー妊夫「第72話 出産と胎盤掻き出し@両親学級4」へつづく。

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第70話「分娩経緯順に並び替えよ@両親学級2」

仕方なく参加しているのが丸出しのプレパパから、
赤ちゃんが生まれてくることへの不安や
期待が交錯しているプレパパまで。
年齢もさまざまでやはりいろんな夫婦たちがいるもんだ。


そして俺の番が回ってきた。



マルコー妊夫「第70話 分娩経緯順に並び替えよ@両親学級2」



俺「性別は男の子。立派なのモノがついてました。
  その日は、担当の先生とおちんちんの話ばかりしまして。。
  非常に印象的でした。」


なごやかな笑いが起きる。


俺「実は今日、ビデオカメラを持ってきたんですけど
  もし撮られるのがイヤだという方はおっしゃってください。
  逆に撮られたいという方 いらっしゃったら
  是非おっしゃってくださいね。
  あとでDVDに焼いてお渡ししますので。」


ビデオカメラを持ってきたと言ったとき会場がどよめいたが、
それは「今から記録してるんだぁ」
「熱心ね~」という驚きだったようで、
撮られるのがイヤだというヒトはいなくて一安心。


自己紹介が一通り終わり、
グループワークに入る。


受付でもらったカードの書いてあるアルファベットごとに分かれて
マットの上に集まって座った。


内容は、分娩経過の順番。
「出産」「胎盤摘出」「おしるし」「破水」「陣痛」のカードを
分娩経過順に並べて発表するというもの。


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俺らのチームも並び替えを始めるが。。。


ある夫「出産が最後ですよね。」


妻「いえいえ胎盤摘出が最後ですよ。」


ある夫「そもそも「おしるし」って何ですか?」


ある妻「ちょっと出血することですよ」


そう、どこのダンナたちも出産についての知識がなく、
なんとな~く、頼りがない。


並び替えを行いチームごとに発表すると
助産師はいう。


助「全員、同じ答えって言うのは初めてですね。
  しかもみなさん回答が早い。勉強されてるんですね。」
 
まぁ実際、勉強しているのは妻たちだったのだが。。


助「「おしるし」→「陣痛」→「破水」→「出産」→「胎盤摘出」
  ほぼ全員正解です。ほぼと言ったのは、
  最初の3つはどれが先に来てもいいんです。
  それでは、スライドで分娩経過について
  くわしく説明していきます。
  準備するので少々お待ちください。」


スライドが天井から降りてきて、
パソコンの映像を写そうとするが。


助「すいませ~ん、
  どなたかパソコンのお強い方いらっしゃいませんか?」


あるダンナが立ち上がり、パソコンをいじり始める。


「あれがシステムエンジニアの年下ダンナだよ。」


妻が俺の耳元でささやく。
以前、妻と年齢対決?をした若奥様のダンナだという。
なるほど確かに若そうだ。


助「はい、それでは、準備できましたので始めます」


「お産のはじまり」と称したパワーポイントでの発表が始まった。



マルコー妊夫「第71話 陣痛?破水?おしるし?@両親学級3」へつづく。

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第69話「プレパパ達の自己紹介@両親学級1」

この物語は
高齢出産を控える妊婦の様子について夫が記した事実であり、
主人公の主観的要素は多分に含まれておりますが、
フィクションではありません。

マルコー妊夫「第69話 プレパパ達の自己紹介@両親学級1」

母親学級の総仕上げは、両親学級。
プレパパも参加し、夫婦そろって
出産への準備をするための講習を受けなければいけない。

俺「今日はどのくらい来るのかな」

妻「母親学級で私が話した中では
  ダンナはみんな来るって言ってたけど。」

会場に到着すると、
大きな部屋には半分以上の夫婦がすでに待機していた。
椅子は円に置かれていて、真ん中にはマットが引いてある。

妻は、部屋の受付で母子手帳を提出し、
名札とアルファベットの書いてあるカードを受け取った。

俺「今日、ビデオカメラ持ってきたんですけど、
  撮ってもよろしいですか?」

受付「あぁ、撮っても差し支えないですけど、
   一度みなさんに了解を取ったほうがいいですね。」

全員の席が埋まり、
そして開始時間になった。

ホワイトボードには
今日のスケジュールが書いてある。

1 オリエンテーション 14:00~14:20
2 分娩経過 14:20~15:00
3 休憩 15:00~15:15
4 夫立会いについて 15:15~15:20
5 入院の流れ 15:25~15:35
6 DVD 15:35~15:45
7 分娩後の入院生活 15:45~16:00
8 質問コーナー 16:00~

進行は二人の助産師さん。

助「ママたちは母親学級で顔見知りですけど、
  パパ達は初めてですので、
  簡単に自己紹介してもらいましょう。」

なんと、いきなりそうくる?

円の4箇所のパパ達がじゃんけんをし、
勝ったところから自己紹介を開始する。

自己紹介では、
名前、出産予定日、赤ちゃんの性別、フリートーク
がお題目だ。

今回の両親学級は6月出産コースなのだが、
7月出産が二組出席。
それはどちらも双子の夫婦のところだ。
双子は出産予定日より早く生まれることが多いからだという。

夫1「夜勤明けなので、
   妻には寝ていればいいからと言われて来ましたが、
   まさか自己紹介させられるとは思いませんでした。」

夫2「仕事が忙しく、休みの日は寝ているだけなので、
   妻へのサポートが全く出来ていません。」

夫3「男の子だったので、名前を考えているんですけど、
   なかなか決まらないでいます」

などなど。
仕方なく参加しているのが丸出しのプレパパから、
赤ちゃんが生まれてくることへの不安や
期待が交錯しているプレパパまで。
年齢もさまざまでやはりいろんな夫婦たちがいるもんだ。

そして俺の番が回ってきた。

マルコー妊夫「第70話 分娩経緯順に並び替えよ@両親学級2」へつづく。

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